2008年06月20日

六月半ばのD研究所。

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 こんにちは。渡辺菊眞です。梅雨の真っ直中、しとしとと雨が降り続き、時折晴れたら猛烈に蒸し暑い。そんな鬱陶しい季節となってしまいました。

 さて、D研究所では前から報告しているように、八月から始まる東アフリカエコビレッジ住棟建設に向けて、いろいろ準備をしてます。
黒い研究員がコツコツと制作を続けている全体模型も、ようやく8割弱できてきました。

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 現在は、建築の立体的な検討はCGにて行うことも多いのですが、空間的に見えてもCGは結局二次元。変にパースが効いてたりして(かっちょよい錯覚などが生じて)よくないことも多々あります。やはり三次元表現の検討には三次元の媒体が一番。というわけで模型にて全体空間を検討します。写真奥のピンクのシャツ(実はあまりしられてないですが、Dの研究所カラーはピンクなのです)を着ている人物は、江崎研究員。自ら作成した模型を鳥瞰し、小生と検討を重ねます。

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 さて、東アフリカに8月〜9月に渡航後間もなく、10月に入ると、小生と江崎はヨルダンへ向かいます。昨年からずっと、彼の地で活動する女性団体のための拠点実現へ向けてさまざまな準備を重ねてきましたが、現在は工程を含め、国内で最後の検討段階へと突入しています。上の赤い枠におさまっているのがヨルダンにて建設する、石造+土嚢造の研修施設です。

 このように二つの海外プロジェクトの準備を急ピッチで進めているわけですが、そんな中、研究所にお客さんがやってきました。

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 島根県隠岐島の海士町を拠点とする、株式会社「巡の環」の高野さんです。島という完結した環境の中、持続可能な地域モデルの構築を目指されています。環境は完結してるとはいうものの、ここで持続可能な地域社会が形成されるには、さまざまな外部とのつながりや情報の発信が不可欠になります。そういうわけで、町の人とのつながりはもちろん、そのほかのさまざまな人とのつながりをサポートされているのです。

 高野さんには、昨年、小生が東アフリカエコビレッジプロジェクトを発表した、東京の国際会議でお会いしました。その時は、隠岐へいかれる直前。そして今回の研究所来訪の直後にアメリカへ飛んでGaia Universityのワークショップに参加されるとのこと。

 今回、海士町のお茶「福来茶」(上の写真左)をおみやげにいただきましたが、これも地元のNPOが製造されたもの。おそらく、彼女のような人物がいなければ、島のこともこんなお茶があることもずっと知らずにいたかもしれません。地域で自律しうる生活ということはとても大切ですが、現代においては、そんな自律した生活風景がはるか遠い場所においても知ることができ、ことによると、そこに探訪したり、情報を提供することで、何か予期しないような生産的なことに関わりうる可能性が強くあるのが、昔との大きな違いである気がします(基本的に昔の山村漁村はすべて持続可能な「エコビレッジ」だったでしょうから)。

 遠い地での二つのプロジェクトの準備を進めながら、少し遠い島からのお客さんを迎えた、そんな六月半ばのD研究所でした。


posted by 渡辺菊眞 at 15:02| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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