本日から五月に突入です。南国高知は日中は日差しが強いものの、朝夕は風もあり、存外涼しく関西の蒸し暑さと比べたらずっとすごしやすいです(真夏の高知を知らないですが)。
さて、またまた前回から間があいてしまいましたが、南シューナ研修施設の建設記録の続きをお伝えします。前回は石工事の醍醐味、アーチ建設着手までお伝えしたかと思います。今回はついにそのアーチが完成します。ちなみに今回の建設時期は3月第二週目となります。
この施設の石造部分はL型平面をしていますが、それがはっきりとわかるようになりました。上の写真の一番奥には型枠に支えられたアーチが小さく見えるかと思います。
これが計8つあるうちの1つ目のアーチです。型枠にそって大小さまざまな石がとても滑らかに配置されてます。石同士を連結するモルタルももう固まってます。というわけで、、
とうとう型枠を外します。大きさがまちまちな石で組まれたアーチです。無事とりはずせるのかと、ふと不安がよぎります。型枠が中央で二つに分離され、その一方をアデム親方がとりはずしてます。
両手を高く伸びあげて、型枠を支える親方。
さて、第一アーチの出来映えが気になるところですが、まずはその前に、外した型枠をスライドさせて、再度設置せねばなりません。そう、これが第二アーチの型枠となるのです。アーチ等の造形言語の繰り返しは内部空間にリズムと律動感を与えますが、これは設計側の視点です。一方、施工側からいうと、繰り返し造形は同じ材料を使い回せるという利点があるわけです。これは予算が潤沢でない工事ではとても大事なポイントとなります。
スライドさせた型枠の中央を、(ほっとくと真ん中で分離ですので)結び合わせて、フィックス完了です。これで第二アーチへと建設を進めることができます。
さて、既に完成した第一アーチへと目を転じてみましょう。ご覧の通り、とても奇麗なアーチ壁です。全体で支え合って力を受け流すので、ランダムな大きさの石で作られててもがっちり組み合って、びくともしません。改めてアーチ構造はすごいと思いました。
このように現場はアーチ壁をひとつずつ型枠をスライドさせながらつくりあげる段階へと突入したわけです。これが完了したらいよいよコンクリート屋根。そして土嚢大ドームの完成へと工事は移行していきます。
今回はここまでといたします。ではまた。





