今回は現代美術家:高嶺格さんのお話です。
高嶺さんとの出会いは唐突でした。
1、「タイで開催される現代美術展で招待作家となっている」
2、「タイでは土作りの家がブームで、現地の若きアーティスト:Ong氏も土嚢建築による芸術家村をセルフビルドでつくっていて、とても感銘をうけた」
3、「タイでの作品はOng氏と共同で土嚢建築を導入したものにしたい」
4、「日本の建築家で土嚢建築をやってる人にもインタビューしたい」
5、「日本の建築家で該当者をさがした」
6、「渡辺さんにいきあたった」
という流れでした。上記4までいくと必然的に6にいきあたります。そうして上記の事情がかかれたメールが当方に届いたのでした。当方としては「現代美術館の内部(!!)で土嚢?よくわからんけど、とても刺激的かつ魅惑的」と感じました。
そのメールの5日後にはタイに発たねばならぬ高嶺さんは、メールの3日後に奈良のD研究所に来られてインタビューを敢行されました。
インタビューのあと天理にある土嚢建築を土砂降りの雨のなか実見して、そのなかでふたりともびしょ濡れになってさらに衣服は「ひっつき虫」だらけになりつつ、その後、酒を飲んでさらにインタビューはつづき(録音テープを回しっぱなし)、酔っぱらって終了。そして高嶺さんは去っていかれました。
いったいどんな展示になって、その展示に使うというインタビュー動画とやらはどうなるのか?まったくわからなかったのですが、その後、作品やその動画の料理のされかたを知ってとても衝撃を受けました。「そんな調理があったのか!」と。
高嶺さんとはそれ以来、おつきあいさせていただいています。正直、予想外の動きをされる神出鬼没のすごいお方です。
さて、氏のホームページで、タイでの作品と動画が紹介されています。
是非、ご覧になってください。
TWIST&SHOUT:Contemporary ART FROM JAPAN
というわけで今回は不遜ながら高嶺格さんのお話をさせていただきました。
それではまた。