2010年04月14日

「いい家」@金沢21世紀美術館

 こんにちは。渡辺菊眞です。

 早いもので4月も半ばにさしかかりました。高知では桜の花も2/3以上が散ってしまい、葉桜の季節へと移行しつつあります。

 さて、先日4月8日+9日に金沢に行ってまいりました。

kita-alp.jpg

 この写真は特急サンダーバードの車窓から福井ー金沢間を撮ったもの。北アルプス上部には雪が見えてます。全体的に霞んだ色の薄い風景。日本海側は概して少し寂しい色彩の風景がひろがってます。ただ、ルーツが日本海側(秋田+福井)にある小生にとっては馴染み深い風景でもあります。

kanazawa21.jpg

 さて、金沢への用事はというと、、。金沢21世紀美術館で4/29-3/21まで開催される「高嶺格 Good House , Nice Body〜いい家・よい体」の企画打ち合わせを行うためです。

 高嶺格さんは、前回のブログでも紹介させていただきましたが、ひょんなことからお知り合いになったとてもユニークな作家さんです。先月は高知で開催した「山田弐零零九」にもパネリストとして来ていただきました。

 「Good House , Nice Body〜いい家・よい体」のうち、「よい体」は4月29日から開幕。これは特殊な装置によって撮影された映像インスタレーションです。そして「いい家」の方は8月28日から開幕で、ここでは「土嚢のいえ」を主とした根源的かつ新たな住まいが公開制作されます。

 いうまでもなく、小生はこの「土嚢のいえ」に関係があって、その制作指導に携わります。今回はそのための企画打ち合わせなのです。

kobo-gaikan.jpg

 美術館の一角にある「プロジェクト工房」。ここが現場になります。

kobo-in2.jpg

 これがその内部。公開制作ということは、ここで準備しつつ、ここで作成し、その過程自体が展示されることになります。ですので裏方的なスペースがそのまま晴れの舞台になるという不思議な様態が現れることになります。

kobo-in01.jpg

 手前の足場は、「よい体」撮影のための特殊装置の一部。これらも解体せずに残しながら、「いい家」の一部になっていったりします。小生は8月から改めて金沢入りし、ワークショップメンバーのみなさんと制作開始します。

 これ以上の詳細はいいませんが、D研究所で進めてきた土嚢プロジェクトと、高嶺さんが進めてきた「住むこと」「生きること」の意味を問う制作活動がクロスする新たな地平がたちあらわれます。

 自らが生き、住むことについて、活力がみなぎるような、そんな種が捲けたらと願っています。また進捗などご報告いたします。

 ではまた。


posted by 渡辺菊眞 at 10:04| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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