2010年04月27日

いまが旬?

 こんにちは。渡辺菊眞です。

 最近は晴れるとかなり気温があがるものの、雨降りとともに信じられないくらい冷え込んだりして、とても不安定な気候です。なんだか体調を崩すのにはうってつけな状況ですが、そんなことにならぬよう気をつけたいと思います。

 さて、現在、研究所がある奈良では「平城京遷都1300年祭」が本格化してきており、いつになく人が多いです。

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 近鉄西大寺駅を降りて、平城宮跡へと人々がゾロゾロ歩いていきます。

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 奈良は観光地とはいえ、京都とちがってこんな光景は普段見れません。ある意味、いつになく「旬」な状況といえます。

 一方、もうひとつの活動拠点、高知もまた「龍馬」がらみで「旬」です。どっちにいても「旬」な状況に直面してしまうわけです。「旬ダブル」な状況といえましょうか。

 ただ、ゾロゾロ歩いている人々の表情を見て感じます。おそらく「平城遷都1300年」などはどうでもよくて「○○○○祭」であることだけで足を運んでいるんだろうと。「何かやっている」→「とりあえずいくか」という流れです。というわけで「○○○○祭」の「○○○○」は全く置き換え可能なのです。

 「○○○○祭」などの記念事業をすることで、忘却されつつある歴史を定期的に呼び起こす
のは大切なことなのでしょう。しかし、置き換え可能で「見にいった」という事実だけが重要となる状況ではかえって、この土地に流れた時間は表層のにぎわいの中で忘却されていくような気がしてます。

 普段の奈良の生活でも当然、古代なんかは忘却されており、古墳上にタマネギなどを植えてしまう有様です。しかし、この不可思議でとぼけた忘却とは違う、「嫌な忘却」が記念事業によって引き起こされてしまう危険を何となく感じてしまいます。杞憂なのかもしれませんが。

 話は飛びますが、2007年にD研究所を立ち上げた際に個人ブログ「dなる赤い窓」で奈良の風景を紹介してました。もうブログは閉鎖しようと思って、まるでその時から記事をあげていなかったのですが、いまそれを見ると1300年を迎える前のそれなりの記録になっているような気がしています(対象場所がヘンテコではありますが)。

 というわけで、この「旬な」1300年記念年に、遷都1297年の風景を復刻してみようかということを思いました。気が向いたらのぞいてみてください。

 「平城京遷都1297年祭

 当方としては、この「旬」を終えた奈良が、どうなっていくのかをじっくり見届けたいと思ってます。

 それではまた。

 

 



posted by 渡辺菊眞 at 09:48| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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