一時とても温かくなって、春が到来か?とかおもってたのですが、また冷え込んでしまいました。たぶんこんなことを繰り返して、いつの間にかほんとの春になるのだと思います。一年ぶりくらいに風邪をひいてしまいましたが、ようやく復調してきました。気をつけたいと思います。
さて、今年の1月10日から、高知新聞の「月曜ワイド」という枠で、週間連載「この場所この地球(ほし)あの建築」を執筆してます。1年間の連載ですので、計50回、執筆することになります。この連載にともない、書いた記事をwebで公開するページを作成しました。是非ご覧ください。
http://d-kukankobo.sakura.ne.jp/rensai/rensai.html
この連載では、当方が世界各地でおこなってきた建設風景やそれにまつわる彼の地のお話をおつたえしつつ、それと同時にいまいる高知の身近ながらも、あまり意識されてこなかった魅力ある風景を、建築家の目を通して紹介していきます。
身近なこの場所も、遠い異国の地も、それぞれに違いながら、どこか深いところでつながっているのだということを感じてもらえたらと思い、執筆しています。

インドの建設風景


高知県香美市神母木の「天を結ぶ場所」と「舞台造りの連続住居」
小生は奈良出身ですが、両親は東北と北陸出身であったこともあり、奈良では「よそ者」でした。現在いる高知にも来たばかり、そして世界でおとずれる国々でもやはり「よそ者」です。でも、いつも「よそ者」であるがゆえに、全ての風景に対して等価に接することができます。どんなにありふれたように見える風景でも、みたことなかった異国の地でも、同じようにキラキラと輝きだす風景というものに出会います。そんな風景を紹介することで、「すぐこことはるかかなたをつなげる」ような場所を構築できたらと願ってます。「この場所この地球あの建築」。このタイトルにはそんな思いがこめられています。
まだ連載ははじまったばかりで、これから執筆本番となっていきますが、頑張りたいと思います。
それではまた。