前回から大分時間がたってしまいました。今年は昨年ほどは暑くないのかと思いきや、日中の陽射しが強烈で、油断しているとそのまま危ない領域へ連れていかれそうです(すなわち、あの世)。
さて、現在、何をしているのかというと、、。
1、「太陽の家」構想の深化。
これはパッシブソーラーシステムの建築に、宇宙的空間を組み込んで成立させる、D研究所独自の建築構想です。
太陽や自然の力を単に「便利で安全な」エネルギーとしてだけ捉えていると、自然の本質はどんどん隠されていきます。それを防ぐには超越者としての自然が感知できるような空間装置が不可欠です。そいう意味での宇宙的空間なわけです。初期構想から比べるとずいぶんと深化しはじめてます。
ちなみにこのダイアグラムはとあるコンペで提示したもの。200作品を超える中で最終10作品までは残りましたが、最後の最後で表彰台(3位以内)を逃してしましました。残念。
2、「大地の家」の継続的展開
小生が教鞭をとる高知工科大学では、日本型土嚢建築の構築実験を展開しはじめてます。それと並行してD研究所では「ケニアプロジェクト」ならびに「土佐プロジェクト」を進めはじめています。
上の絵が「土佐プロジェクト」です。まだまだ初期案段階です。
3、「日本建築空間論」の執筆
ずっと水面下で動いている日本にとってとても重大な研究(本当にそう思ってます)。これも早期にケリをつける予定です。もうはじめて10年以上経ってしまっていますし。。。
というわけで、お知らせは滞っていましたが、かなりいろいろ動いております。
秋口には、当方が関わった木造の小作品も竣工予定です。また報告いたします。
ではまた。