2013年04月03日

「双隧の間」ー内蔵感覚@金沢21世紀美術館

こんにちは。渡辺菊眞です。

高知は桜が9割がた散ってしまいました。山の緑も新芽がちらほら見え始め、春ど真ん中に突入したことを感じます。そして、気づけば夏になっちゃうのです。

さて、前回は年末でした。今回は年度末を通りこして、年度初め。思えば昨年度は前半は新潟「水と土の芸術祭」で産泥神社の製作に集中し、それを終えるとタイ国境の学校兼孤児院「虹の学校」の新学舎の設計と施工へ突入。基本的にこの二つの建築に終始した年度でした。タイの学校、そして会期を終えた産泥神社のことはまた次回にお話しますが、今回はオープニングが今月末に迫ってきた金沢21世紀美術館「内蔵感覚」展についてのご案内を。

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脳による思考よりもはるかに原初の感覚であるという「内蔵感覚」。脳偏重の世界を離れて、再度、人間の根源に回帰していくことを目指す同展示会ですが、D研究所はこの展示にて絵本作家、長新太氏の読書スペースを製作します。

読書スペースという機能を満足させながら、内蔵感覚という根源に向かうという難しさ。しかも数多く訪れる人々をさばくという、まことに、まことに、涙がちょちょぎれるような現在的要請をも満たせねばなりません。

そこで当方はトンネルと空間に着目しました。どこか異界に通じることを思わずにはいられないトンネルという場所。そこに入ると彼方に光が漏れるものの、もう二度と戻れないのではという不安。あるいは途中でどこかに迷いこんでしまうのではという畏れ。

そんな場所の構築とその果てにぽっかり空いた、読書スペースというものを目指したいと思います。金沢には20日過ぎに入りますが、それでは製作は全く間に合いません。

というわけで、高知で先行して早くも今週から作成開始です。その様子も追って報告いたします。また、その時を楽しみにしていただけたらと思います。

それでは、また。

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posted by 渡辺菊眞 at 21:25| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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