2016年01月01日

2016年のD研究所。

あけましておめでとうございます。渡辺菊眞です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年は奈良に日時計の家「宙地の間」が完成し、それにともないD研究所も大和西大寺から、信貴山山麓の平群町へ移転しました。日時計ウラの空間を研究所に定め、薄暗がりのなかで時が動くのを眺めつつ設計構想する環境となりました。

さて、2016年のD研究所ですが、昨年から引き継いだことを含めいろいろな展開がありそうです。

1、「地空庵」建設(@高知の高法寺)
みなさまのご支援のおかげでクラウドファンディングもどうにか成功し、建設を進めていくことができます。
土嚢の丸壁の庭に浮かぶ、茶室的空間を年度末までにつくりあげる予定です。ここにしかない素敵な空間になるはずです。完成した暁には是非、体感していただけたらと思っています。

2、「天翔る方舟」の改修(@タイ国境の虹の学校)
完成から3年が経ち、土嚢の上に浮かぶ竹床、草屋根の大改修の時期となります。もちろん、骨組みはキープされますが、竹や草屋根は定期的に取り替えなければなりません。そのことによって、当地の伝統的工法の継承も意図しています。この建物、赤道直下の猛烈な炎天下でも土嚢ドームからの冷気を楽しめる、Passive coolingの優れた性能をもっています。今回の改修では、その更なる補強も考えています。時を重ねるごとによい場所になっていけるよう願っています。

3、宇宙的Passive Architectureの発展
日時計のある家「宙地の間」は宇宙を感じることのできるPassive ArchitectureのPrototypeでした。今年はそれをさらに発展させていきたいと思います。一つは地区型の住居の展開と重ね合わせること、もう一つは人々の心のよりどころとなる施設での展開を視野にいれています。

D研究所は2007年1月1日に「すぐこことはるかかなたをつなぐ」場所の構築を目指して結成されました。
9年の時を経て、その目標がくっきり見えてきました。「すぐここ」はかけがえのない、固有な質をもった場所「Local Place」であり、「はるかかなた」は場所をつつむ大きな存在たる「Cosmic Space」そして、その二つがかさなってできる建築は森羅万象がイキイキと輝く「Universal Architecture」だと規定しています。

D-Architecture=Universal Architecture=Local Place × Cosmic Space

この意識のもと、建築を進化深化できるよう邁進したいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

D環境造形システム研究所代表 渡辺菊眞

nenga2016.jpg

posted by 渡辺菊眞 at 08:30| Comment(0) | TrackBack(0) | D | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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