2007年10月18日

計画空間の経験を描写すること。

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 こんにちは。渡辺菊眞です。
ただいま、僕が運営委員長をつとめている京都CDLの機関誌「京都げのむ」の原稿づくりを進めています。

 その内容の詳しいことはまた、別の機会に話しますが、京都の境界領域の独特なまちの風景や、特色あるまちのカタチに適応した住宅-「京都地区型住宅」が今回の特集記事です。

 そこで、その設計手法なども開示されるわけですが、記事の中心となるのは、京都CDLのメンバーが構想した地区型住宅を、あたかもそれが、本当にそこにあるかのように探訪する物語です。

 そもそも建築を設計するときには、構築しようとする空間を頭のなかで経験しながら行うので、別段、これは特殊なことではないのですが、いざ、それを物語として書き留めて、そこに挿し絵を添えてみると、単に頭で思い描いていたのではない面白さと難しさが生じてきます。

 頭の中での自由気ままだったものが、絵や文章として具体化される面白さと、それを第3者にも楽しく経験できるように伝達しなきゃいけないという難しさです。

 悪戦苦闘してますが、これをやりきれたら、今後の空間構想にとって、何かいままでにない方法などを開発できるかもしれないなあ、なんて思ってます。

 また追って、いろいろ報告いたします。



posted by 渡辺菊眞 at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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