2008年04月22日

三巨匠をハメル。ある研究会の発足

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 こんにちは。渡辺菊眞です。前回から少し間があいてしまいました。その間に奈良は桜の花も散って葉桜の季節が到来です。

 さて、そんなぽかぽか陽気の中、本日は研究所に滋賀県立大学から二人のお客さんがやってきました。

 布野研究室修士2年の高橋くん(写真左)と中浜くん(写真右)です。

 来月から開始予定の研究会の企画打ち合わせのため、はるばる奈良の研究所に来訪してくれたのです。

 「研究会って何?」って感じですが、ザクッというと即日設計競技会の短期集中開催です。一日でフィールドワークから設計(しかも模型付き)まで一挙にやってしまうわけです。

 さて、その内容ですが、「三巨匠を場所にハメル(仮称)」です。
三巨匠とは、ミース、コルビュジェ、ライトの近代建築のお偉いさんです。

 どこでも展開伸張可能なユニバーサルスペース。これはミースさんの発明品です。ミースさんに限らずコルビュジェのサヴォア邸にしても近代の住宅名作は四周からながめることができる、ある種の理想状態の中に建っています。そこに観念としての(方眼紙が無限にひろがっていくような)「どこでも展開できる」性を感じます。しかし、これらは本当に地球上のどんな場所にでも展開できるんでしょうか。というわけで、彼らがすっごい嫌がるであろう具体的な生々しい敷地に、彼らの作品をハメ込んでみます。当然うまくいきません。ではどうしよう。ってなわけでいろんな方法(まだ秘密)を駆使して名作を改造していきます。さて、その後にできたものはというと、、。

 なんていうことを真剣にやってみようという会です。近代が切り開いた建築のカタチと、場所のカタチがクロスするとき、何が発生するのでしょうか。

 そんな問題意識を共有しつつ、スケジュールや設計課題の立て方、敷地の選定、相互批評の方法など、もりだくさんな内容を議論しながら決めていきました。

 何とかまとまり、ひと安心。来月から始まるこの会(滋賀県彦根市で開催します)。いまからとても楽しみです。ちなみに僕は講師として参加します。

 会についてはまた改めて報告していきたいと思ってます。

 ではでは。今日はこの辺で。

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posted by 渡辺菊眞 at 21:29| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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