2008年05月28日

5月末のD研究所

sanbutujiphoto.jpg

 こんにちは。渡辺菊眞です。

 前から報告してますように、日本建築空間研究は大詰めに入ってます。上の写真は三佛寺の修理工事報告書です。小生、三佛寺の空間構成に関してまさに執筆中なのですが、その時頼りになる資料です。この他に三佛寺住職さんから送って頂いた配置図や、三朝町教育委員会から送って頂いた図面資料など数々の資料を見比べながら、解析を進め執筆しているわけです。

meikyu.jpg

 日本建築の空間研究をしているからといって、日本建築の資料ばかりをあさっているわけではありません。上の写真はヤン・ピーバー著の「迷宮」。西洋は基本的にはキリスト教という一神教の世界。しかし、その古層にはギリシア、ローマという多神教の世界があります。
それが、ある時代、ある場所でひょっこと顔を出します。西洋にとってはそれは異教的であり、空間的にいうと迷宮なのです。インドやアジアの多神教の世界もまた彼らには迷宮に映ります。そんな迷宮の空間的質に関して記述されてます。もちろん、日本の空間など彼らにとっては異教中の異教。そんなわけで彼らがとらえた多神教的空間の解析に触れ、それと当方が研究している日本建築空間の研究を照らし合わせたりしてるわけです。緑の研究員、高橋氏と精読しているため、本が二冊あるのです。

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 こんな研究とともに、東アフリカエコビレッジの模型制作も進めています。8月半ばには彼の地に飛んで建設を始めますので、その準備もおおわらわなのです。左に見える板は模型がのる台の一部(全部で1500ミリ角くらいになります)です。

 うん?左上に、黒いソックスが、、。そう、黒い研究員:江崎貴洋はフルスロットルで模型制作を続けています。しかし、この足の角度は何やら変です。ひょっとして倒れているのでは??

 黒い研究員、しばしの休息です。この日は真夏日、そして突然の夕立。そんな5月末のD研究所のひとこまでした。


posted by 渡辺菊眞 at 23:46| Comment(2) | TrackBack(0) | Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お仕事お疲れさまでございます。
卯の花腐しというか、走り梅雨のようなお天気。日本の水瓶となる水田や棚田のことが気になる今日このごろです。衣食住の身近なことを自給自足とまではいかずとも、そこそこ我が身で誂えることができるような暮らしにならないものか、、、と考える日々です。

トライやるウィークの中学生たちを今月の前半は子守せねばなりません。このようなお婆の気持ちが彼らに伝わるのか否かわかりませんがね、、、
Posted by あみ〜ご at 2008年06月02日 17:38
先日、NYCで建築事務所をやっている先輩の結婚式に行ってきました。日本人ながらアメリカ在住歴が長いので、まるっきり外国人です。
彼が日本人であるがために、興味の無いむしろ不得意とする「日本的」なものを求められることについては複雑な心境に陥りましたが、意地悪な私はお祝いの席にもかかわらず、ほくそえんでしまいました。でも、そこで忘れていた言葉「斗拱・組み物」を耳にし、同席していた某ゼネコン設計部の女性が、「社寺建築について彼にアドバイスをしたのは中島工務店に勤務していた、あなたなの?」と言われてハッとしました。もしそうだとしたら私の人生もあながち無駄ではなかったのだなあと思いつつも、遅ればせながら、やはり日本建築については建築の仕事を離れても勉強はせねばならんのだと感じた瞬間でした。またよろしくご指導くださいませ。
Posted by amigo at 2008年06月12日 11:07
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