2011年02月02日

月評02月号をアップしました。

こんにちは。渡辺菊眞です。

最近は日本全国、冷え込みがすごく、高知も最低気温は氷点下とかです。朝走ってても川岸に氷がはっているのを見かけます。夏の異常な厚さといい、めちゃくちゃです。

さて、少し遅れたのですが、月評02月号(01月号作品にたいする講評)をアップしました。先月はいろいろな事情があって休載したのですが、今月から復活です。是非、ご覧ください。

http://gezzpyo.sakura.ne.jp/getsupyo2010/getsupyo1101.html

月評は今後も継続していきますが、小生はまた、別種の展開に向かおうかと思っています。迷走している建築の在り方が真摯に問われるときに、本当に思考すべきことを思考するための展開です。また動き出したら報告いたします。

それではまた。
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2011年01月25日

「楽園 神母木山田島」にまつわるお話。

こんにちは。渡辺菊眞です。

師走がわけもなく忙しいとかいっていたら、いつの間にかもう1月も後半に入り、師走以上に忙しさを感じてしまう今日このごろです。

さて、今年3月8日から開催される仮想地域未来計画「楽園 神母木山田島」に向けての制作や準備が当たり前ながら本格化してきています。
その模様をリアルタイムに報じているのが、「Field Design Studio活動日誌」です。頻度高くアップされていきますし、舞台となる神母木や山田島の風景に関してのレポートもありますので、楽しめる内容となっています。是非ご覧ください。

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この写真は神母木地区から見た山田島。のどかな農村風景ですが、このどこに楽園が潜んでいるのでしょうか?そもそも楽園とは?

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謎の「摩天楼」。これはいったい?

などなど、興味深いことが満載です。まずは覗いてみてください。

では、また。
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2011年01月02日

2011新年のご挨拶。

tobira2011.jpg

こんにちは。渡辺菊眞です。

2011年1月1日をもって、D環境造形システム研究所はちょうど5年目を迎えます(研究所開設は2007年1月1日です)。

この間、「東アフリカエコビレッジ」、「ヨルダン南シューナ地区コミュニティセンター」という海外のプロジェクトも竣工し、研究所開設前に小生が手がけた「角館の町家」も築100年の曳家部分の町家が登録有形文化財に指定されるなど、さまざまな展開がありました。

今年は、原点回帰の年と考えています。
これまで数々試みてきた土嚢建築の検証とそれをもとに新たな空間構成の展開を再度検討したいと思いますし、幾つかのケーススタディを経た「太陽の家」プロジェクトももう一段階、先に歩を進めたいと考えています。おそらくガーナのプロジェクトも動きはじめますので、ここで「Dの建築」の構築作業に入りたいと思います。

「すぐこことはるかかなたをつなぐ」この基本指針は開設から変わりません。こんな場所の創造をより具体的に目指したいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

D環境造形システム研究所 所長 渡辺菊眞
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2010年12月31日

2010年最後のご報告。

こんにちは。渡辺菊眞です。

今年もあと数時間で終わりを迎えます。今年は高知にD工房がたちあがり、大学の研究室のメンバーと金沢21世紀美術館で土嚢のいえをつくったり(高嶺格「Good House ,Nice Body いい家、よい体」第二章 高嶺格・渡辺菊眞「Good House いい家」プロジェクト」)と、新しい動きがいろいろある一年でした。明日からはじまる来年は今年いろいろ実験的にはじめたことに本格的に取り組もうと思っています。

さて、年末ギリギリですが、明日1月1日〆切のガーナの国際コンペの審査をなんとか終えました。結果は1月7日に報じられます。
また、報告しますが、かなり興味深いプロジェクトが多かったです。

あと、明日アップ予定の「月評」1月号ですが、今回はコンペ審査に集中していたこともあり、休載です。江崎氏はハイチ復興支援、高橋氏は墓地空間の集中調査で、各人時間がとれませんでした。休載の弁と、付録だけはなんとか設けてますのでよければ、ご覧ください。

では、では、また明日、新年の挨拶でお会いしましょう。
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2010年12月20日

2010年末のDなる近況。

こんにちは。渡辺菊眞です。

ずいぶん、ご無沙汰になってしまいました。年末だからバタバタしてました、と、定型的なことを言いたくはないのですが、いわざるえない感じでした。昨年も経験したからビックリはしてませんが、高知の冬は普通に寒いです。本当に。

さて、今回はDの近況報告をいたします。

まずは、高嶺格「Good House,Nice Body いい家、よい体」第2章、高嶺格・渡辺菊眞「Good House いい家」プロジェクトのご報告。
去る、11月21−23日に高嶺さんと、タイのアーティスト、オンさんが来沢され、大変刺激的な活動を仕掛けて遂行されました。このプロジェクト、ここまでは空間をつくることに専念してきましたが、今回は、「この場所で過ごしてみよう」というもの。土嚢ドームでサウナをしたり、薫製(!)を造ったり、インスタレーションの中で宿泊(!)したり、、と、美術館内のイベントとしてはハードルの高過ぎる企画をこなしてしまったのです。

スケジュールの都合で、とても残念なことに小生は、この時参加できませんでした。とても残念。ということで、先日、11日に金沢にいってまいりました。ハードとして新たな変化はないものの、土嚢ドーム内にこれまでの活動を記録した写真を燻したもの(=薫製写真)がつりさげられているということをキュレーターの方にお聞きしたので、それを見たいのと、この時点でもって長きに渡る制作が完了したので、その竣工写真をとりたいという思いでうかがいました。

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これが薫製写真。活動の記憶が燻されてます。

この日は写真をとり終えたあと、夕刻には懇親会を開いていただき、久しぶりにメンバーと楽しいひとときを過ごしました。次の日も野外でメンバー有志と飲んだりして、いつも作業後に間髪いれず奈良や高知に帰っていた身としてはとてもうれしい時間でした。


さて、次に全く違う話題ですが、「角館の町家」の曳家部分が、国の登録有形文化財に認定されました。この家は約100年前に曾祖父が建てたもの。当時は二階建ての町家は珍しく、その意味では(切り妻/下屋付き、などの定形を守りつつも)新奇な建物だったようです。それを全くいじらずに守っていく過程で、当地の2階建て町家の典型となり、そして今回は曳家することで、結果的に当地に残存する数少ない典型2階建て町家となったわけです。

今後も予想できない、いろんな事態が周りに生じる中でこの建物を守っていかねばと感じております。

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話はいろいろ飛びますが、「そう見寺再建縁起」の続きをアップしました。今回は、いかなる方法で再建したのかを図解してます。
是非、ご覧いただけたらと思います。別種の建築を垂直結合するという異例の事態と、それゆえに切り開かれた新たな空間の在り方をしめしています。

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続きましては、小生が監督をつとめる高知工科大学Field Design Studioのお話。来年3月の展覧会に向けて、制作が本格化しています。

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今回は前回よりコンパクトな地域が対象ですが、その分、その調理の仕方が凝ってますし、一体感があります。それでいて新鮮。地域風景を実感もって見れるように風景ビデオも上映する予定です。こちらはホームページもブログもありますので、是非ご覧ください。

Field Design Studio活動日誌 http://yamada-2010.seesaa.net/


最後に、小生が受け持った海外コンペの審査員のお話。ガーナでアートと建築が融合したエコビレッジを建設するというコンペ:「GHANA:2011 Open ARchiTecture CHALLENGE」がいま進行中です。小生はそのメイン審査委員のひとりとなっています。当然審査員なので、その詳細をここでいうわけにはいかないですが、応募された作品群を見て、いまある建築が連綿とした歴史のなかから生まれていること、ある建築がその地域で担っている意味、そしてそれらをひきうけながらも未来を開示していくような空間の構築。

このように、建築として普遍的なことを改めて感じています。そして、それは現在の日本の建築シーンでは感じ難いことでもあります。間違いなく、これは大きな問題だと思ってます。

というわけでいろんなことを書き連ねましたが、こんなことや、あんなことがある、Dなる年末報告でした。

それでは、また。
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2010年12月02日

月評12月号をアップしました。

こんにちは。渡辺菊眞です。

とうとう12月に突入してしまいました。師走というわけでとっても慌ただしい季節です。たまっている仕事等ガンガンこなしていい年を迎えられるようにしたいです。

さて、少し遅れてしまいましたが、月評12月号(あつかう対象は新建築11月号)をアップしました。

今号は隈研吾氏の作品を大きく取り扱い、そのヒミツに迫ったりする特集などもあります。是非ご覧ください。

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さらに、今月から、バックナンバーの成仏制度をやめて、それらが自由にご覧いただけるようにいたしました。こちらも是非、のぞいてみてください。

月評バックナンバー

というわけで、月評アップのご報告でした。
posted by 渡辺菊眞 at 07:08| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月20日

そう見寺本堂 再建縁起其之一。

こんにちは。渡辺菊眞です。

明日開催のD研究所定例会議+月評編集会議に備えて、奈良に戻ってきました。当たり前ですが、高知よりはだいぶん冷えます。気温の違いで調子悪くならないよう注意したいと思います。

今回はwebページアップのお知らせです。
「そう見寺本堂再建計画」のページを作ったことは先の記事で報告しましたが、その肝とも言える「縁起」ページをアップしました。
「縁起」とか言ってますが、ザックリいうと再建主旨とその手法をまとめたものです。これ、自分でいうのも何ですが、とてもおもろいです。是非ご覧ください。

全部で其之三まであるのですが、今回は「其之一:本堂解読と再建指針」のみアップしております。

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上の図は家康建立の富士山本宮浅間大社の本殿。かなりの異形建築です。これと「そう見寺本堂」には深いつながりが、、、。気になる方は「縁起」をご覧ください。




あと、おまけ報告を少し。高知工科大学FDS主宰「楽園神母木山田島」が本格的に始動しました。ブログもあるのでのぞいてみてください。

それではまた。


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2010年11月11日

見応えあり。近況いろいろ。

こんにちは。渡辺菊眞です。

いつの間にか秋を見失って、もう冬かと思うような季節に突入してしまいました。油断していると風邪をひきそうなので注意したいと思います。

さて、今回はもろもろの近況報告です。

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まずは、金沢21世紀美術館の高嶺格「Good House, Nice Body」展、第二章「Good House」制作について。上の写真は今回の制作で衣替えした「土嚢半ドームみどりちゃん」と緑化がすすんだ「土嚢ツインズまきまきちゃん」です。衣替えを経てグッとオシャレな雰囲気になりました。この緑化や、「まきまきちゃん」の本体はミツカワ株式会社さんのロールプランターによるものです。今回の金沢入りする前日にミツカワさんの会社見学までさせていただきました。本当にありがとうございました。

さて、今回はこの屋外にある愉快な土嚢キャラクターの衣替えのためだけに金沢入りしたわけではありません。内部の土嚢ドームまわりの未完成だった側壁を完全に仕上げ、全体としてグッと引き締まった空間ができあがりました。この制作模様についてはD工房の「Dのひだまり日記」に詳しいのでそちらをご覧いただければと思います。

今回の制作をもって、当方担当部分はようやく完了いたしました。この後、金沢入りする高嶺さん+オンさんがこの空間からどんな着想を得て、いかにこの空間を変容させてくれるのか、とても楽しみです。できれば年末にその変容した姿を見に行きたいと思ってます。

次にD研究所のホームページアップのご報告。

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まずは、2006年に竣工した「角館の町家ーめぐりめぐる家」のページの整備です。完成から早くも4年が経ちます。その間にこの建物を起点に当地の風景がすこしずつ変化してきています。そんな当地の現在風景も今回はアップしています。

次に「そう見寺本堂再建計画」。

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この計画は学生コンペで提出したものであり、小生は滋賀県立大学布野研究室チームの技術指導+監修役として参加しました。「そう見寺」は安土城郭内に織田信長が建立した寺院。その各建物の来歴はとても特異なものです。そしてこの本堂、江戸時代に焼失してしまいましたが、重層二階建という、通常の寺院本堂では考えられないような代物でした。何故、2階だてか?そしてそれはどのようなカタチをしていたのか?という謎を絵図や古文書、さらには関連性あると思われる寺院などを複合的に読み解きながら復元しました。こうしてできあがった復元案は、奇跡的な異形となったのです。これは恣意的な復元案ではなく、それゆえに復元した当方自身が驚愕してしまいました。コンペでは残念ながらその異形過ぎるカタチが災いして佳作どまりでしたが、これはいまでも画期的な案だったと思います。ページはまだ完全に整備してませんが、近日中にアップするので是非、ご覧ください。

最後に高知工科大学FDSのお話。

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FDSは今年3月に、仮想地域未来計画「山田弐零零九」を開催いたしました。そのオープニングの座談会模様の前半をアップしています。パネリストには現代美術家、高嶺格さん、建築家の森田一弥さん、同じく建築家の山本麻子さんをお迎えして、小生は司会をつとめました。高知を舞台にした大規模な仮想の地域未来計画という試み自体が新鮮なものであり、パネリストのみなさまも驚きつつ、たいへん楽しんでいただけました。貴重なご意見を拝聴できてメンバーのみんなも本当によろこんでいました。この座談会記事、とっても読み応えあります。おすすめです。

FDSは昨年に引き続き今年も仮想地域未来計画展をおこないます。今年は土佐山田のなかでもとりわけ興味深い神母木(いげのき)と山田島を対象地区にしています。題して「楽園 神母木山田島」です。何故、楽園なのか?とても謎ですが、その全容をすこしずつ紹介していけたらと思います。本格始動したばかりですが、昨年以上に興味深い内容になると確信しています。

また、その活動日誌「山田弐零壱零決行日誌」もメンバーによって開設されましたので、チェックしてもらえたらと思います。

まだまだいろいろあるのですが、今回はひとまず、これまでにしたいと思います。

それではまた。



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2010年09月04日

「いい家」第二期とトーク。

こんにちは。渡辺菊眞です。

喉だけが異様に痛い変な風邪をひいてしまいました。呼吸するたびに鋭角な痛みが走り、正直まいってます。早く治したいものです。

さて、先日、金沢から帰ってきたばかりなのに、あとしばらくすると「いい家」第二期製作のためにまた金沢入りすることになります。そこまでのんびりできたらいいのですが、そのための準備作業に着手せねばならず、なかなかにたいへんです。

今度の公開製作期間は9月20日ー22日。そして、その翌日23日には小生のトークがあります。題目は「土嚢のいえと住処の夢」。土嚢建築の技術的なことや、これまでの実践例の紹介ももちろんお話するのですが、それよりは「住処(すみか)」を巡るお話を展開できたらと思います。

「住む」ことにはどんな意味を持つのか。「住処」をこの手に取り戻すとはいったいどんなことなのか。そのためにはどんな可能性があるのか。などなど、できるだけ実感がわくような、具体的な事例を交えて(ひとごとでなく、自分自身の住処を巡る問題にまで踏み込みつつ)お話できたらと思います。

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金沢による機会があれば、公開製作含め、是非ご覧戴けたらと思います。

それでは、また。
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2010年07月08日

完成。山田弐零零九の冊子。

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こんにちは。渡辺菊眞です。

今日の高知は昨日と同じで、晴天です。ただ、外にでると無茶苦茶あついです。
早くも夏バテしそうな予感が漂いますが、そんなことにならないよう気をつけたいと思います。

さて、今年3月に高知市内のギャラリーで行った、KUT Field Design Studioによる地域未来計画:山田弐零零九の冊子がようやく完成しました。A4版で10ページの冊子です。個々の作品はもちろんのこと、全体計画や計画プロセスまでも盛り込んでいます。

yamada2009-in.jpg

冊子制作にあわせてwebでも作品紹介しています。ここでは作品だけでなく、計画を舞台に「ゆみひと」少年が大活躍する冒険絵本も全ページ見ることができます。是非ごらんください。

あと、まだ作業の最中なのですが、展示会のオープンニングにおこなった開幕座談会(森田一弥×山本麻子×高嶺格×渡辺菊眞)の模様も省略なしでアップする予定です。こちらはアップ次第、お知らせいたします。

上述の冊子、もしご所望でしたら、郵送いたします。以下のアドレスまでご一報くださいませ。

watanabe.kikuma@kochi-tech.ac.jp

では、では。

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2010年07月07日

掲載ページupと今日このごろ。


 こんにちは。渡辺菊眞です。

 かなりのご無沙汰になってしまいました。高知はどっぷり梅雨で雨ばっかりです。時折止んでくれたりはするものの、すさまじい湿気で身の回りの全てがジトーとして、とてもイヤな感じです。早くあけて欲しいです。梅雨。ただ、今日は久しぶりの晴天で窓の外には青空が広がってます。やっぱり晴天の方がいいです。

 さて、いろんな業務をバタバタとこなしつつ、少しずつホームページ(「D研究所」と「渡辺菊眞研究室」二つあるのでなかなかたいへん)もアップしております。

 今回は高知工科大学、渡辺菊眞研究室の「執筆と掲載」のページをアップしました。その多くが建築家業務に関するものですが、今春おこなった展示会がらみの掲載誌や、研究室学生がコンペで入選した作品集成なども混じって、少しずつにぎやかになってきました。今後ますますバラエティーに富む内容になるかと思います。是非、ご覧ください。

 それはそうとして、最近ですが、最も力を注いで準備をしているのがD工房の庭に建設する土嚢建築複合体。えらく斜めに傾いた敷地の整地からしなければならず、これはかなり大変。

 次に上記とかぶりますが、金沢21世紀美術館で8月オープンとなる高嶺格氏の「Good House いい家」展にて制作することになる「土嚢のいえ」に向けた準備。メンバーと折に触れて土嚢積み研修をおこなってます。

 あとは、大学の研究室と有志でおこなっている即日設計。なんやかんやで月に二回開催しており、これも結構ハードです。今回は以前、滋賀県立大学でやっていた「三巨匠をハメル」を踏襲して巨匠作品の組み替えを主としていますが、これは前フリ。この後、別種の方法で、一度つくりあげた空間を再度変容させることを目論んでいます。

 この他にも設計や、執筆などで追われる日々ですが、なんとか進みはじめています。

 というわけで近況報告でした。

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追伸、今日は久しぶりに晴れたので、11日に開催する即日設計の敷地写真を撮影してきました。都市部の隙間に巨匠作品を埋めるのが2年前のテーマでしたが、今回はこんなような場所での展開です。意識すべきことが違い、また新たな発見がうまれそうです。乞うご期待。
posted by 渡辺菊眞 at 17:31| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月06日

2010年07月05日のつぶやき

kikuma7117 / 渡辺菊眞
今週から高知での「土嚢のいえ」建設の本格的準備に突入。じわじわと風景を変革。 at 07/05 01:27

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2010年06月25日

2010年06月24日のつぶやき

kikuma7117 / 渡辺菊眞
昼間死ぬかとおもうほど蒸し暑かったが夕刻からいきなり涼しくなる。
へんな天気だった。
 at 06/24 11:39

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2010年05月06日

すさまじい構造変革。

 こんにちは。渡辺菊眞です。

 高知は連休中はずっと晴れ空で、あたたかいというよりは暑い感じでした。連休が明けた本日は久しぶりの雨降りで気温も下がってしまいました。こんな時は風邪を引きやすいので注意したいと思ってます。

 さて、連休中の5月4日にD工房長の片岡氏と、高知工科大学渡辺研究室の大学院生の寺本くん、小松さん、そして小生をあわせた4人で大豊、祖谷、そして三好方面に地域空間調査にいって参りました。空間調査といっても概ねの探訪方面を決めて何かありそうな気配がすれば見に行ってみるといったかなりアバウトなものです。直感を働かせてまずは風景に直に向き合うといった主旨です。

 その細かなレポートは院生両氏から渡辺研究室のblogにて報告があると思うので、今回は特に印象に残ったことについて少しお伝えできたらと思ってます。

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 これは徳島の三好市にある坪尻駅です。この駅から岡山方面にいけば、琴平があり、逆に高知方面に向かうと箸蔵寺があります。江戸時代の代表的な二つの聖地に挟まれているわけです。この坪尻駅、その名の通り四方を急峻な崖に囲まれた坪の底(=尻)のようなところにある駅で、今現在でも車ではアプローチできません。車ではこの駅からはるか200mは標高が上方の国道に一旦車をおいてから山道を15分くらい下ってアプローチせねばなりません。まさに「秘境の駅」なのです。

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 この駅に降りる人はそのほとんどが「秘境の駅」を見たいという人たち。しかし現在でも現地の方が、たった一人だけ使用しているそうです。それもそのはず。この駅を利用しうる集落はここから上方、たっぷり標高300m以上(時間にして50分以上)は徒歩で上らねばなりません。車交通へと移行した現在ではわざわざこの駅を利用する必要はないのです。

 その上方にある集落は概ねこんなイメージ(下の写真は東祖谷の落合なので、坪尻上の集落ではありません)です。すさまじく急峻な崖にへばりついて暮らしています。

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 現在ではかなりの奥地へも、下の写真のような道路が行き渡りつつあり、車で行きたい場所にいけます。

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 ただ、そんな状況になる前、深い谷底に鉄道が開通し駅ができたというのは、ものすごく大事件だったはずです。間違いなくそれ以前は尾根づたいの道(=往還)をつたっての、ひらすら徒歩移動だったはずですから。

 ある時、谷底に駅ができる。いままで見向きもしなかった谷底に村人が嬉々として降りていきます。そんな風景はそれ以前にはまったく想像できないものです。

 そして車道が村まで達する時代になり、谷底は忘却され、今度はかつては信じられないような山腹ルートを通って楽々と車で山越えするわけです。

 社会が大きく変革する時、それが土木施設となって可視化されます。建築スケールでは起こりえないほどの生活変革が劇的になされるわけです。よいとか悪いとかではない本当にすさまじい変革がそこにはあるのです。建築は規模は小さいものの、建築物の構築を通して社会に何事かを投企するという面では土木とまったく同分野です。

 「役に立つ、立たない」という議論が工学分野ではよくあります。そしてその時点においては確実に「役に立ちそう」なものが推奨され構築されます。ただそこに忘却されている時間というもうひとつの次元がどうしても気になります。この時点はどういう未来を誘導するのか、それを常に見据えることが重要です。ある瞬間に身をおきながら、そこをつつみ流れる長大な時間まで時間スケールを飛ばしながら、再度その時点を見るというような時間感覚のズームがこれからは本当に不可欠になるのではないかと思います。
現在に拘泥して盲目になるのはとてもとても危険です。

 そんな当たり前だけど、大切であろうことを改めて考えてしまいました。この坪の底の地で。

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追伸、調査模様なD工房の「Dのひだまり日記」でも報告されてます。是非ご覧ください。
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2010年05月02日

渡辺菊眞研究室

 こんにちは。渡辺菊眞です。

 高知工科大学に着任してからようやく一年が過ぎました。
はじめは院生ひとりだった研究室も現在は8人(院生3人、学部4年5人)となり、ようやく研究室の体制が整ってきました。

 研究室で何を研究テーマにして、そこからいかに建築デザインの方法論を紡ぎ出すことができるのかを研究室のメンバーとともに試行錯誤しながら日々活動を続けています。

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 そんな活動模様や成果をお伝えするために、ホームページとBLOGを立ち上げました。
ホームページの方はまだまだ開かないページも多いのですが、のぞいてみてもらえるとうれしいです。

渡辺菊眞研究室ホームページ
渡辺菊眞研究室日記

 開かないページもどんどん開けるようにしていきます。お楽しみに。


posted by 渡辺菊眞 at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月29日

早見表完備しました。

 こんにちは。渡辺菊眞です。

 前回の記事でお伝えした「平城京遷都1297年祭」の記事の早見表を完備しました。
これで気になった記事のみを簡単に見ることができます。ご活用ください。

 さて、4月もほぼ終わりで、GWに突入しつつあります。D研究所では滞りつつあった業務と、これから始動するプロジェクトに向けての準備にこの期間に一気にやってしまおうと思っています。

 結構いろんなことを始動させます。また報告いたしますので、お楽しみに。

posted by 渡辺菊眞 at 19:51| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月27日

いまが旬?

 こんにちは。渡辺菊眞です。

 最近は晴れるとかなり気温があがるものの、雨降りとともに信じられないくらい冷え込んだりして、とても不安定な気候です。なんだか体調を崩すのにはうってつけな状況ですが、そんなことにならぬよう気をつけたいと思います。

 さて、現在、研究所がある奈良では「平城京遷都1300年祭」が本格化してきており、いつになく人が多いです。

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 近鉄西大寺駅を降りて、平城宮跡へと人々がゾロゾロ歩いていきます。

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 奈良は観光地とはいえ、京都とちがってこんな光景は普段見れません。ある意味、いつになく「旬」な状況といえます。

 一方、もうひとつの活動拠点、高知もまた「龍馬」がらみで「旬」です。どっちにいても「旬」な状況に直面してしまうわけです。「旬ダブル」な状況といえましょうか。

 ただ、ゾロゾロ歩いている人々の表情を見て感じます。おそらく「平城遷都1300年」などはどうでもよくて「○○○○祭」であることだけで足を運んでいるんだろうと。「何かやっている」→「とりあえずいくか」という流れです。というわけで「○○○○祭」の「○○○○」は全く置き換え可能なのです。

 「○○○○祭」などの記念事業をすることで、忘却されつつある歴史を定期的に呼び起こす
のは大切なことなのでしょう。しかし、置き換え可能で「見にいった」という事実だけが重要となる状況ではかえって、この土地に流れた時間は表層のにぎわいの中で忘却されていくような気がしてます。

 普段の奈良の生活でも当然、古代なんかは忘却されており、古墳上にタマネギなどを植えてしまう有様です。しかし、この不可思議でとぼけた忘却とは違う、「嫌な忘却」が記念事業によって引き起こされてしまう危険を何となく感じてしまいます。杞憂なのかもしれませんが。

 話は飛びますが、2007年にD研究所を立ち上げた際に個人ブログ「dなる赤い窓」で奈良の風景を紹介してました。もうブログは閉鎖しようと思って、まるでその時から記事をあげていなかったのですが、いまそれを見ると1300年を迎える前のそれなりの記録になっているような気がしています(対象場所がヘンテコではありますが)。

 というわけで、この「旬な」1300年記念年に、遷都1297年の風景を復刻してみようかということを思いました。気が向いたらのぞいてみてください。

 「平城京遷都1297年祭

 当方としては、この「旬」を終えた奈良が、どうなっていくのかをじっくり見届けたいと思ってます。

 それではまた。

 

 

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2010年04月15日

?弐零零拾へ。空間調査始動

 こんにちは。渡辺菊眞です。

 先月ようやく高知工科大学FDS主宰の「山田弐零零九」を終えたばかり。しかし,早くも次なるプロジェクトへ向けて始動しています。

 前回は土佐山田を舞台にしたプロジェクトだったので「山田弐零零九」。
今度はどこを舞台にするのか?まだ未定ではありますが、それに向けた空間調査を昨日行いました。

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 その模様が「Dのひだまり日記」で公開されてます。是非、ご覧ください。

 調査していつも思うのですが、日本は実はとても広いです。すぐそこに、そこにしかないような、とても魅力ある風景が広がっているのです。

 しかし、それでも日本は狭くもあります。少しずつ少しずつ、全国どこをみても他と区別がつかないような均質な風景が広がりつつあります。全く無個性な町風景が徐々に広がっているのです。

 慣性的に均質化していく風景(=気づかぬうちにどこもいっしょな風景)。しかし、それに抗って、そうではないもうひとつの未来を創る道筋があるのではないかと思っています。

 FDS、D研究所+D工房ではそんな道筋を切りひらいていきたいと考えています。

また、進展あればお伝えいたします。

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2010年04月14日

「いい家」@金沢21世紀美術館

 こんにちは。渡辺菊眞です。

 早いもので4月も半ばにさしかかりました。高知では桜の花も2/3以上が散ってしまい、葉桜の季節へと移行しつつあります。

 さて、先日4月8日+9日に金沢に行ってまいりました。

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 この写真は特急サンダーバードの車窓から福井ー金沢間を撮ったもの。北アルプス上部には雪が見えてます。全体的に霞んだ色の薄い風景。日本海側は概して少し寂しい色彩の風景がひろがってます。ただ、ルーツが日本海側(秋田+福井)にある小生にとっては馴染み深い風景でもあります。

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 さて、金沢への用事はというと、、。金沢21世紀美術館で4/29-3/21まで開催される「高嶺格 Good House , Nice Body〜いい家・よい体」の企画打ち合わせを行うためです。

 高嶺格さんは、前回のブログでも紹介させていただきましたが、ひょんなことからお知り合いになったとてもユニークな作家さんです。先月は高知で開催した「山田弐零零九」にもパネリストとして来ていただきました。

 「Good House , Nice Body〜いい家・よい体」のうち、「よい体」は4月29日から開幕。これは特殊な装置によって撮影された映像インスタレーションです。そして「いい家」の方は8月28日から開幕で、ここでは「土嚢のいえ」を主とした根源的かつ新たな住まいが公開制作されます。

 いうまでもなく、小生はこの「土嚢のいえ」に関係があって、その制作指導に携わります。今回はそのための企画打ち合わせなのです。

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 美術館の一角にある「プロジェクト工房」。ここが現場になります。

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 これがその内部。公開制作ということは、ここで準備しつつ、ここで作成し、その過程自体が展示されることになります。ですので裏方的なスペースがそのまま晴れの舞台になるという不思議な様態が現れることになります。

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 手前の足場は、「よい体」撮影のための特殊装置の一部。これらも解体せずに残しながら、「いい家」の一部になっていったりします。小生は8月から改めて金沢入りし、ワークショップメンバーのみなさんと制作開始します。

 これ以上の詳細はいいませんが、D研究所で進めてきた土嚢プロジェクトと、高嶺さんが進めてきた「住むこと」「生きること」の意味を問う制作活動がクロスする新たな地平がたちあらわれます。

 自らが生き、住むことについて、活力がみなぎるような、そんな種が捲けたらと願っています。また進捗などご報告いたします。

 ではまた。


posted by 渡辺菊眞 at 10:04| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月20日

ちょっと遅れてご報告。新建築

 こんにちは。渡辺菊眞です。

 ちょっと遅れてのご報告ですが、「新建築」3月号にD研究所が設計、施工(施工のすべてではないんですが、)したプロジェクトが紹介されています。

 東アフリカ・エコビレッジ
 ヨルダン南シューナ地区コミュニティセンター


 書店にいかれたときにのぞいてもらえたらと思います。
それではちょっと遅れたご報告でした。

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posted by 渡辺菊眞 at 07:29| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする