長かった梅雨もようやく明けたようでほっとしています。とはいえ、明日夜にはウガンダに発つので、あまり関係のないことになってしまいましたが、、。
さて、今回は前回お伝えした南シューナコミュティセンターの竣工にあわせて開催した「Dの建築展ー大地と太陽の家ー」の模様についてお知らせいたします。

展示会はヨルダン大学の図書室前ロビーにて開催。図書館ですのでいろんな人がこの前を通りかかります。模型や写真などは建築専門でない学生でも目を引くようです。当たり前ですが展示をながめる女学生の姿を見ると、この国がイスラム圏であることを改めて強く感じます。

手前の模型は昨年から建設をはじめた東アフリカエコビレッジのモデルハウス。Dが手がける「大地の家」の主要作品です。

これは、この時、竣工間近であった南シューナコミュニティセンターの模型。自国に建つ建築だけあってみなさんの関心が高まります。奥に見える眼鏡をかけた女性は、この図書館の館長さんである、Hind Ghassan Abu-Sha'ar博士。とても聡明な女性でパネルと簡単な説明だけで建築の概要や、当研究所が開発している建築の主旨を完全に理解していただけ、しかも深く共鳴していただきました。

上の写真は現在Dで開発中の「太陽の家」。パッシブソーラーハウスに日時計建築(cosmic architecture) が組み込まれたもの。単なるエネルギー源としての太陽ではなく、大きな宇宙的存在としての太陽を生活のなかで感じられるような空間を開発しています。

今回の展示では「大地と太陽の家」ということで、その二つを主としたものでしたが、これにあわせて、昨年制作した安土山内にある織田信長が創建した総見寺本堂の復元案も
展示しました。異なる二つの中世建築を上下に接合して建立されたと仮定して復元した、異形の本堂建築です。ヨルダンは組積建築文化圏。複雑に編み込まれた軸組の模型は大きな注目を集めました。
ヨルダン大学ではさまざまな展示会を行っているようですが、建築の展示会を開催するのは初めて、そして日本人による展示も初めてということで、展示会開催期間中はたくさんの人が訪れたとのことです(竣工式前の忙しさで当方は展示会にはほとんど足を運べませんでした)。館長さんもとても喜んでくれました。今後も何かあれば是非、コンタクトして欲しいとのこと。とてもありがたく感じています。

最後に館長さんと、D研究所3人で記念撮影。
思えば、小生の建築展覧会は、大学博士過程一年時に開催した「渡辺菊眞建築展ー「風景」・建築−風景」以来、11年ぶりです。あの頃とは当面の関心がずいぶん違ってきましたが、「ワクワクする建築」を目指すその1点において、変わらぬものを強く感じています。
また、定期的に、いろんな国で展示会が開催できたらと考えています。それでは今回はこのへんで。





